東武朝日 記事
2026年6月12日発行(第1105号)

介護される前に、大人の健康習慣を身に付けよう
日頃の運動とコミュニケーション力が健康寿命のカギとなる!
[越谷市]ほっと倶楽部わか
代表 若 さとこさん老人ホームへの入所を考える年齢は体力がかなり衰えてきた80歳あたりからが多いという。しかし、この年齢から筋力を向上させることは難しく、施設生活で車いすや寝たきりへと加速していくのが現実である。
そこで、そうなる前に健康寿命を延ばすことに積極的に取り組んでいるのが、越谷市で半日型デイサービスを展開する『ほっと倶楽部わか』だ。介護認定が必要でない元気な人を対象に、要支援・要介護にならいために予防をしましょうという主旨で始まったシニアフィットネスをリニューアルさせた『ライフコミュニティサービス』が9月から始まる。
「筋力の維持・強化は、認知症や肉体的な老化を遅らせるために大切なことです。出来るだけ自宅で長く過ごしてもらうために筋力を落として欲しくないのです。身心ともに健康で自分の意思でコミュニケーションが取れることも年を重ねていく上で、幸せを実感できるはずです。有料老人ホームや特養などに入所することになると施設費用も毎月の負担となってきます。」と若さん。
お料理会の様子従来の介護サービスだけでは支えきれなかった高齢者にもサービスを利用してもらうことで、介護を必要としない暮らしを続けられるようにすることが何よりも必要と考えているのである。また、一般的なスポーツクラブのフィットネスと違って、高齢者を対象にした機能訓練をメインに行っている施設だから、高齢者特有の機能訓練にノウハウを持っていることも安心だ。
そして、このサービスで新たに力を入れていくことはコミュニケーション力を鍛えること。例えば、定年退職するとその直後から家で引きこもり状態になるケースが多いという。社会から離れる時間が長いほど、コミュニケーション力は落ちていく。デイサービスに通うようになったり、施設に入所すると若い介護スタッフと会話して介助をお願いすることになるが、中にはスタッフに暴言を吐いたり、うまくコミュニケーションが取れずに関係が悪くなることもあるという。
カフェnoixでは様々なイベントを開催(写真上)、回復を目標とした機能訓練ルーム(写真下)
『ライフコミュニティサービス』では、体操、マシン運動だけでなく、趣味活動、課外活動、お茶をしながらの交流タイムなどを取り入れてコミュニケーション力を意識的に鍛えてくれるのである。
●モニター募集開始
『ほっと倶楽部わか』では、9月のサービスリニューアルに向けて、1か月の無料体験を受け付けている。「ちょっと体力が気になる」「外に出るきっかけがほしい」「自分に合うか試してみたい」・・・。そんな方におすすめのサービスなので気軽に利用してみたい。
【利用条件】
・介護認定をまだお持ちでない方
・ご自身で来所できる方(自転車OK)
※体験は週1回、計4回利用可能
●事業対象者は介護保険で利用できる
なお、『事業対象者』なら介護保険を使うことが可能だ。事業対象者に申請するためには、医療機関の診断は不要。本人が基本チェックリストを確認し、日常生活における何らかのリスク(危険)があると判定された場合、自治体が「事業対象者」として認定。認定された人には、「事業対象者」と印字された介護保険被保険者証を発行する。事業対象者の認定を受けられるのは要支援者と65歳以上のすべての高齢者が対象になる。
事業対象者になると要支援1と同じサービスが受けられる。最大の利点はケアマネージャーが担当者としてサポートしてくれるようになること。
ケアマネージャーを仲介して、介護事業所や役所とつながることが出来るので、例えば、役所への保険の手続きなどは全てケアマネージャーが代行してくれる。さらに、事業対象者がいよいよ介護認定を受ける状態になれば、介護保険の申請も迅速にできる。何か問題が発生したらケアマネージャーに連絡すればいいので、家族のためにもケアマネージャーの存在は大きく、安心感は絶大だ。
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