東武朝日 記事
2021年8月13日発行(第989号)
『足』から全身を整える健康増進法を提唱
今までにないジムのメニューが凄い!
[草加市] ベストコンディション&パーソナルジム「フットトリガー」
東武スカイツリーライン「新田駅」から徒歩4分という商店街の一角に昨年4月、パーソナルジム『フットトリガー』がオープンした。パーソナルジムはトレーナーが専属でサポートしながらトレーニングを行うジムのこと。プロの指導のもとでのトレーニングは、怪我などのリスクを下げながら効果的なメニューで体力アップを図れることが特徴だ。この他にもマシンを独り占めできる、周りの目を気にせずにできるなど、パーソナルジムには大規模スポーツクラブにない魅力も多い。しかし、今回訪れた『フットトリガー』は、そんなパーソナルジムとも一線を画した施設。コロナ禍で外出自粛、テレワーク等、運動不足で身体の不調を訴える人々が増える中、その評判が口コミで広がっていると聞いて、早速、トレーナーで代表の今井和寛さんに話を伺った。
代表の今井和寛さん
■理学療法士として携わったリハビリ患者は2万人以上
今井さんは20年にわたり勤務先の病院で、患者の日常生活に必要な基本的動作の回復や維持を支援するリハビリテーションの専門職として勤務していた。携わった患者数は2万人以上という。
■病院勤務20年の経験が行動を促した
今井さんは病院勤務を続ける中、強い危惧を抱くようになっていた。それは、リハビリで改善できるはずの患者を病院では救うことに限界があるということ。多忙を極める医師の診療実態、営利優先の病院経営。さらに、保険診療という縛りの中で限界を感じていた。根本的な改善を目指すなら病院とは真逆の対応が出来る施設が必要と考えたのである。
今井さんは「痛みや機能障害を有していても検査上では問題視されずに家に帰らされてしまう治療予備軍の患者様が、その抱えている問題が起爆(身体が悲鳴を上げて重症化する状態)するまで、リハビリ提供が出来ない現状に疑問を抱いていました。目の前に問題を抱えた患者様がいたとしても医師の指示が無ければリハビリをする事すら許されないのです」と話す。
■根本改善しなければ意味がない!
読者の皆さんは病院でこんなことを言われた経験はないだろうか。例えば「歳だから仕方ない」「とりあえず鎮痛薬と湿布薬を処方するので様子をみてください」等々。長時間待たされた挙句、診察はわずか数分。患者は医師に助けてもらいたいのに、結果はその場凌ぎの処置や経過観察で終わり。病院外来は患者が溢れ、予定通りの時間で日々の診察をこなすには、一人数分で終えなければ回らない現状や、診療報酬が高くなる検査や投薬、手術などを勧める姿勢は病院経営のためとはいえ問題だ。膝を手術後、以前のように曲がらなくなり正座が出来なくなった、杖や歩行器を使用しなければ歩けなくなったなど、2次的問題を引き起こすこともある。今井さんはこれまでの理学療法士としての経験と、患者の足の状態と歩き方をみれば大半の身体の不調を改善できるという。つまり、一般的な整形外科疾患の軽症~中軽症レベルの問題であれば、足の状態を改善する事で手術をしなくても症状を改善できるのだ。「あらゆる痛みや不調の起源は、足にあります」と、店名の由来はここから来ているそうだ。同店のメニューは大きく分けて、1・筋膜調整&自費リハビリ、2・パーソナルトレーニング、3・ダイエット、4・靴の処方箋&インソールの4つ。
1、筋膜調整&自費リハビリは、筋&筋膜の歪みを調整する事で、不良姿勢を改善し、動きのパフォーマンスの向上を図るコース。病院を退院後も機能改善のリハビリを継続したい方にお勧めだ。
2、パーソナルトレーニングは、ボディメイク、または不良姿勢の改善を図るコース。弱い筋肉を強化し、身体の筋肉バランスを整えてくれる。
3、ダイエットは我流ダイエットでリバウンドを繰り返している方、健康診断でコレステロール値などが問題になっている方にお勧めのコース。正しい食生活&生活指導、運動指導も行ってくれる。
4、靴の処方箋&インソールは適切なサイジングの計測、及び足の評価をし、最適な靴選びの指導とインソールの選定&作成を行ってくれる。外傷を除いて、日常的に抱えている痛みの多くは、足元の環境が起因して誘発される事がほとんどだ。
さらに特徴的なのは、同店の考えに賛同した川口市の整形クリニックと草加市の那須歯科医院新田の2つの医療機関と提携しており、検査や医師のサポートも受けられる。まさに健康特化型の施設である。体調不良で悩みを抱える方から、不調はないが積極的に健康増進を図りたい方、手術をしないで症状を改善したい方まで、いくつになっても健康を維持したい方にピッタリのジムだ。
ベストコンディション&パーソナルジム
フットトリガー
住所:草加市旭町4丁目9−19 アーバンプレイス103号
TEL:048−954−4465 / 050−3188−1094
定休日:第1・第3水曜日、木曜日、その他
営業時間:10時〜21時(変動する場合がございます)